プレイフルネスUNO  * 愛知県でドラマセラピー・サイコドラマを体験したいなら*

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プレイフルネスとは?「遊び心」です。芸術療法のひとつであるドラマセラピーやサイコドラマやアーツセラピーの活動をご紹介します。プレイフルネスはこれらのセラピーに欠かせない要素なのです。





2023年09月23日

SE™プラクティショナー(SEP)を取得しました。

こんにちは

三河地方でドラマセラピーやサイコドラマを実践しています。
プレイフルネスUNO です。

2023年9月22日にSEIから、英語でSE™(ソマティック エクスペリエンシング)プラクティショナー(SEP)というプラクティショナーの認定証が届きました。これは自律神経系の不調がある方や、トラウマ(=心的外傷とここでは定義します)に対して、自律神経系からアプローチするひとつの手法です。プラクティショナーとは実践者のことです。
詳しくはこちらのサイトをどうぞ https://www.sejapan.website/

2023年の9月に上級後半の講義のコースまで全て終了しました。講師とオーガナイザーの方々、通訳の方々、先輩SEPでもあるアシスタントさん達、そして40名あまりの仲間がいましたので、3年かかりましたが、心強い限りでした。

この手法の素晴らしいところは、カウンセリングなどあらゆる心理療法と併用できるところです。もちろん、作業療法とも併用できます。
グループ(=集団)で行うサイコドラマやドラマセラピーにも併用できます。むしろ、安全性に注目できるようになりますので、対象者のペースに合わせやすくなりました。
 
 このSE™プラクティショナー(SEP)の取得を目指した理由は、10年ほど前に明治大学文学部心理学科教授に高良 聖先生(故人)がいました。故 高良聖先生はサイコドラマでディレクターをしている時に、主役である私に「この手はなんて言ってるの?」と聞きました。
手は思ってもないことを記憶していて、それでドラマが進んだのです。
 また、サイコドラマではトラウマのシーンが出てきます。トラウマをどう扱うのかは東京サイコドラマ協会のメンバーも論文にしています。
 「身体」と「トラウマ」は私の関心の的でした。

 実際に学んで、指導を受けながらセッションを受け、実践してみて、人間の身体は脳が覚えていないことも記憶していることがわかりました。
 私は若いころに交通事故で足を骨折しましたが、その話の時に、やたらに右の腰が痛くなり、SEセッションで取り組むと、プラクティショナーと2人で「車をよけようとして身体をひねったこと」を思い出しました。おかげでそのことに取り組むことができました。「身体」と「トラウマ」はつながっていることを自分の身体で実感できました。
 これは、面白いと思った頃にはしっかりとSEの魅力に参っていました。

 自律神経系の不調は誰でも起こり得ます。原因は様々です。私もSEを学んで、セッションを受けて、自分の自律神経系の不調を整え、イラ立ちを感じても、うまく対処できるようになりました。
 非常勤の勤務先ではSEの手法の提供を始めています。
プレイフルネスUNOでも、オンライン以外でSEセッションを提供できるように場所を準備しなくては…。

 今後をおたのしみに。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。
SEのマスコットたち
  

Posted by きいない at 21:23Comments(0)

2023年09月04日

思ってもない役になること 名古屋集団精神療法研究会でのドラマセラピーを終えて

こんにちは

三河地方でドラマセラピーやサイコドラマを実践しています。
プレイフルネスUNO です。

名古屋集団精神療法研究会主催で
『ドラマセラピーの理論と実際』が無事に終了しました。

日本集団精神療法学会でグループセラピストの指導をされている方や
演劇をしていらしっゃた方、教育関係者、
臨床でグループを対象にお仕事をされている方もいらっしゃいました。

前半、レクチャーでドラマセラピーの概要をお話させていただきました。
中にはサイコドラマをご存じの方もいて、
「主役を中心にドラマを作るのではないのですか?」
「主役が体験したリアルを即興でドラマにするのですか?」
と質問がありました。

児童自立支援施設でのドラマセラピーや
DV被害者に対するドラマセラピーなど
生活訓練施設でのドラマセラピー
例を示し、『桃太郎』のアプライドドラマのお話もさせていただきました。

みなさん、グループを治療的に安全運営することに日々心を砕いている様子が伝わりました。

午前の終わりからワークショップに入りました。
私が今回目標としたのは『自分が日頃とっていない役をしてみる』ことでした。
まず
宮田篤さんの 微分帖 https://divnote.mystrikingly.com/
を それぞれが作成しました。

午後から少しずつ、自分ではない役になってくようなワークをしました。
会場には参加者の笑顔と、楽しい会話が続きます。
西遊記に出てきたある登場人物を演じた方は
「自分からは離れた役なのに、不思議なことに悩みがそのままでできて面白い体験だった。」
「現実の自分の問題を間接的に扱えるのはいいですね。」
と、まさにドラマセラピーの醍醐味の感想を頂戴することがてきました。

午後のメインワークは、『微分帖に足りないシーンを付け足してドラマにする』ものです。
グループを二つに分けて、
それぞれの微分帖を持ち寄り、回し読みをしてどれをドラマにするか決めました。
少し打ち合わせをして、すぐドラマを上演しました。
片方が発表し、片方は観客です。

ひとつめのドラマは
『12歳の少年が、大雨が降る真夜中に真夜中に眠れなくなり、冷蔵庫を開けると冷蔵庫の精に出会う』
というお話でした。

ふたつめのドラマは
『ホーリーがお弁当を持って友だちとピクニックに出かけるとクマに出会う』
というお話でした。

どちらのお話もほっこり終わりました。

最後にドラマセラピーの終わりの儀式として
「魔法の箱」というのを行いました。きょうとった役をここで納めて、シェアできる感想を言います。
また、現実世界に戻るためにも行いました。

そして、最後に自分に戻って感想を頂戴しました。
「みんなでドラマを作るというのがいいですね。」
「普段とは違う世界だった」
「ドラマは楽しい」
「思ってもみない役になると新しいことができる」

以上のように貴重な感想を頂戴しました。

また、気楽に体験できるドラマセラピーをやってみたいと思います。
名古屋集団精神療法研究会20230902




企画してくださった方、参加者のみなさまに感謝を申し上げます。

そして、今回企画してくださった名古屋集団精神療法研究会では
今後も
集団精神療法によるグループ体験を企画 する ということです。

いよいよ名古屋でも個人の心理療法(カウンセリング)のように
グループでの心理療法を体験できる機会となります。
精神分析的グループ
エンカウターグループ
ナラティブセラピー・リフレクション
など、楽しみですね。

プレイフルネスUNOは名古屋集団精神療法研究会を応援しています。

今日はとくに長々とした長文に
お付き合いいただきありがとうございました。

  

Posted by きいない at 09:59Comments(0)ドラマセラピー