こんにちは
三河地方でドラマセラピーやサイコドラマを実践しています。
プレイフルネスUNO です。
3月22日と3月27日に 春のサイコドラマ in Zoom を開催いたしました。
参加してくださった本当に皆さまありがとうございました。
ディレクターの中込ひろみ先生によると「サイコドラマとは主役の心の中で起きている葛藤や言いにくいことなどを見えるように表現していくことで、自分らしく生きられるようにすること」また、「それぞれの人の中にはたくさんのロール=役があり、ドラマの中で出てきたロール=役を愛することが統合です」であるとおっしゃっていました。
サイコドラマで主役にならなくても同じような気持ちは体験出来て、上記のことを実感した2回のセッションでした。
さて、
サイコドラマではいろんな用語が出てきます
ロールセオリー role theory:役割理論と訳されることもある。個人や集団を役割の観点から分析・記述・応用する方法。
役割交換 role reversal:主役が重要な他者にその役割を置くこと。
補助自我auxilliary:主役の自我の足りないところを補助する脇役であり、かつ、ディレクターやメンバーを補助する助監督でもある。
ミラー mirroring: 自分の行動を鏡に映すように客観的に見ること。またはその客観的な自分を指す。
わきぜりふ aside: ドラマ中に、主役が言っていないことを顔を背けて場外で言う
独白 soliloquy:独白は、人の考えや経験を中断されることなく持続してある時間、自由に表現することである。
ダブル double: 主役のもう1人の自分役 *文献2
モデリング Modeling: 主役が描いている状況の中で、幾人かの違ったグループメンバーが、自分たちならその状況をどのような方法で生きるかを演じてみせることである。
最大化 maximization: 最大化はロール全体あるいはロールのある要素を、人がその時点で持っている能力の最大限まで表現することである。(大げさに演じる)
マックス・クレイトン(中込ひろみ・松本 功)2013『ロールトレーニング・マニュアル-のびやかに生きる』 二瓶社
*2 高良 聖(2013):サイコドラマの技法.P39 岩崎学術出版
未経験の方や初めての方が見ると、うわっ っておもいますよね。今回も初めての方がいらっしゃいましたが、大丈夫、皆さん今回ディレクターの中込先生はそういった用語を全てやるたびに細かく説明されました。また、やってみて実感しながらドラマをしていくので、終わる頃には用語の意味がなんとなく体感できるものなんです。
ディレクターをする人たちはそういったことを説明できるようになっていきますし、主役のためのドラマなので違うときには主役が「ちょっと違います」と教えてくれます。
ちなみにセリフは主役の人が主に出演者にくれます。たまにそうでないこともありますが、それは参加してのお楽しみです。
また、サイコドラマの面白さの中に、主役は「感じたことはなかった心の痛みや喜びなどの感情」「忘れていた感覚を思い出す」「やってみたいことを行動してみる」「自分にとっての意味を考える」ことができます。観客やドラマに出演する補助自我には「自分ではない人生を垣間見る」ということができます。
サイコドラマの名前は怖いですが、食わず嫌いの食べ物とよく似ています。なんか少し怖いけど、食べたら意外においしいし、なんか忘れられない味になること間違いなしです。
あなたもよかったらぜひ体験してみましょう
本日もお読みいただきありがとうございました。
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